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利休にたずねよ [読書]



直木賞受賞作の『利休にたずねよ』を読んだ。
作者は山本兼一という人。
この人の作品を読むのは初めてだ。


どのような話かと言えば、もちろん、茶人・千利休の話だ。
大河ドラマの「江」でも利休は出ていたけれど、
ちょっと解釈は違います。
利休は己の美学を持ち、それに忠実で、やがてみなさんもご存知のように時の権力者豊臣秀吉に睨まれ切腹させられる。

利休の感性は研ぎ澄まされている。

利休の美意識は気魄に満ちている。

利休にとって、美こそが生、いや、それ以上のものなのだ。


エピソードを積み重ねることによって、利休の美意識と彼の人生を浮かび上がらせるという手法をとった作品である。
いや、ここでは小説についてこれ以上、述べるまい。

P9160012.JPG

単純におもしろいのは言うまでもないけれど、
思わず姿勢を正して読んでしまいたくなるような美しい小説だった。
こういう本を読んでいると、おいしいコーヒーを飲みたくなりますね。
えっ、お茶を飲むべきだって?
うむ、そうかもしれない。
しかし、吾輩の好みはコーヒーなのである。
たとえ時の権力者がどう言おうと、それを変えるわけにはいかないのだ。

利休のように。


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タグ:山本兼一

日本の喫茶店1号店 [歴史]



今ではどこにでも、当たり前にある喫茶店ですが、
日本で初めて喫茶店が出現したのは、いつ、どこでなのでしょう?


時は1888年といいますから、明治21年です。場所はもちろん東京。
もう少し詳しく言うと、下谷黒門町でした。
店の名前は『可否茶館』(こーひーさかん)といいます。

この店にはトランプやクリケットなどのゲームがあり、
筆や硯を用意した文房具室もあったそうです。


時は文明開化の時代。『可否茶館』でコーヒーを飲みながら、西洋の遊びをしたりしたのでしょう。
また、こうしたハイカラ、というか文明の最先端の場所には、文化人などが集まるのが常ですよね。そんな人たちが、書き物をするために、文房具室というものがあったのかもしれません。

2006-07-25-02.jpg
そう思うと、日本における喫茶店の第一号であるかも知れませんが、
明らかに今の喫茶店とはその存在理由が違いますよね。



ちなみに、コーヒー一杯の値段は1銭5厘、牛乳入りは2銭だったそうです。


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タグ:文明開化

ブラームスの交響曲第1番 [クラシック]



ケースから丁寧にCDを取り出し、デッキにセットする。
スピーカーから緊張感に満ちたドラマティックな音楽が響きだす。

ブラームスの交響曲第1番ハ短調

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ブラームスは彼の最初の交響曲を完成させるのに実に21年もの歳月を費やしている。
ブラームスは「石橋を叩いて」も渡らないほど慎重な性格の持ち主だった。
そして、ベートーベンに並々ならぬ畏敬の念を抱いていた音楽家だった。
もちろん、ブラームスは交響曲を作曲するにあたってベートーベンを意識した。しすぎるぐらいにしたのであろう。
交響曲を書くならば、ベートーベンに勝るとも劣らぬものを書き上げなければならない。ブラームスはそう意識したに違いない。


初演は大成功を収めた。名指揮者のハンス・フォン・ビューローをして
「ベートーベンの十番目の交響曲である」と言わしめた。


この曲を聴いているとおいしいコーヒーが飲みたくなる。
もちろん、そんなことは初めから分かっているから、
コーヒーを用意してから、音楽を聴き始めるのだけれど。
好きな音楽を聴きながら、おいしいコーヒーを飲むのもまた、至福の時ですね。



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